高校の時の話
俺には歳の離れた兄がいてDQNというかロックな感じだった。そんな兄に憧れていて中学校の時ピアスをあけクロムハーツのピアスを拝借したことがあった。
即効ばれて兄にすげえ怒られたけどwなんでも6万位して一番のお気に入りだったそうだ。そんな兄が中三の受験近くにバイク事故で死んでしまった。
まあ、すごく悲しかったけど喪失感が大きすぎて泣かなかったのが記憶にある。そんなこんなで兄の部屋の遺品を整理しててると、「入学祝い」と書いた封筒があった。
中を開けるとあのピアスが入っていた。その瞬間涙があふれて止まらなくなってしまった。
それ以来、学校にいないときは常にそのピアスをつけて生活していた。
が、ある日ピアス取り忘れてそのまま学校にいってしまった時があった。校門に立っている先生に呼び止められ卒業まで俺が預かるとピアスを没収されてしまった。
いくら兄の形見といえど自分が悪いとおもったので、先生に本当に大切なものなので絶対なくさないでくれと告げた。
そして卒業式の日、その先生にピアスを返してくれと言った。しかし先生は何のことかわからないような顔をしてたのを見て血の気が引いた。
恐る恐る説明したら、思い出したように一言・・・・
「ああ、没収したものは基本捨ててるからないよ。ピアスなんてそんなにしないだろ。大学にはいるんだからバイトでもしてもっといいものを買え!」
もうそんときには泣いていたと思う。 ショックでふらふらになりながらも
「あれは、そんな安物じゃない。6万ぐらいはするし兄の形見だ!」と訴えた。しかし先生は、そんな高いわけない!嘘ついて俺にたかる気だろ!
と・・・気づいたらその先生のことなぐっていました。
なんかその後は親とか校長とかを交えて話あって弁償するという流れにはなったけど、そういう問題じゃないだろと思った。
最後にその先生に言った言葉がある。自分でも性格が悪いなとは思うけど30近くになった今でもその意思は揺るがない。
引用元:http://mojomojo-licarca.com/archives/46060740.html,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]