バリアフリーと言う言葉が定着し始めてから、長い年月が経ちます。
しかし実際問題、本当に私たちの生活に十分に浸透しているかどうかには、疑問の余地があると言えるでしょう。
路上の放置自転車、狭い通路、急こう配の坂道など…ハンディキャップを抱えた方々は、日々多くの不便に直面しているであろうことは、想像に難くありません。
今回紹介するTwitterユーザー、ねこさん(catfoodmami)も、生まれつき耳が聞こえません。
「耳をお空に置いてきた」と、ユーモラスに自身のことを表現しています。
そんなねこさんがTwitterに投稿したとあるエピソードが、大きな話題を呼んでいます。
ねこさんは、同じように聴覚のハンディキャップを抱える同僚たちと、居酒屋の予約を取りました。予約を取る際は、手話を訳して電話で伝えてくれる「電話リレーサービス」と呼ばれるサービスを利用したそうです。
予約の時間に店に行き、席についてみると…そこには驚きの光景が広がっていたのです。
今日は会社のデフと突発で居酒屋へ。電話リレーサービスで店の予約をした際に「全員耳が聞こえない」とお伝えしたからか、呼ぶ時に振る旗まで作ってくれたらしい…声で呼べないから店員さんが気付いてくれるまで待つしかないことが多かったけどこの旗があると助かるー!この気づきはありがたい。 pic.twitter.com/gtcR7l8rIP
— まみねこ(耳をお空に置いてきた) (@catfoodmami) January 8, 2020
机には、こんなメモと手作りの旗が置かれていました。
本日はご来店ありがとうございます
ご注文の際はテーブルにございます用紙にメニューと注文数を書いて頂けますと幸いです。
スタッフを呼ぶ際は宜しければテーブルにございます旗を振って頂けましたらお伺い致します。
ご要望がございましたらお気軽に用紙に書いてスタッフまでお渡しください。
なんということでしょう!
「電話リレーサービス」で予約を受けたことから、店側が気を利かせたのでしょうか?
注文がしやすいように色々な工夫をこらして来店を待っていてくれた様子が伝わってきます。
これに対してねこさんも、「声で呼べないから店員さんが気付いてくれるまで待つしかないことが多かったけどこの旗があると助かるー!この気づきはありがたい」とコメントしています。
これにはTwitterの人々も大感動!興奮のコメントが次々と寄せられています。
このお店がしてくれたように、少しの気配りが、誰かにとっての大きな助けになるのです。
こんな対応ができるお店や施設が増えれば、世界はきっと、誰にとっても生きやすくなるのではないでしょうか。
素晴らしい感動のエピソードでした。
引用元:https://www.imishin.jp/choukaku-shougai/,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]