ヘルプマークをご存知の方はいるでしょう。
この赤に十字架とハートのマークが描かれたこのタグは、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるように作られたものです。
(東京都福祉保健局より引用)
みなさんも街中で、このマークをつけている方に出会ったことがもしかしたらあるかもしれません。
俺は何人かに発達障害だと言ったが
— 話聞き屋 桜井(@sakurai7715) November 9, 2018
・考えすぎなんじゃない
・気にしすぎだよ〜
・病名に甘えてるだけ
・みんなそれぞれ大変なことあるよ
と言われ、取り合ってもらえなかった
ヘルプマークを付けたら「それダサイよ!」と言われた
脳の機能障害だと認め、正しく理解する社会になることが必要だ pic.twitter.com/GLEQLbjSGn
しかし今、そのマークとよく似た、しかし少しだけ違うマークがインターネット上で話題になっています。
実際にその画像をご覧ください。
いつもの、真っ赤なマークの隣に置かれているのは、 緑色の同じデザインのマーク。
一体何が違うのでしょうか?ヘルプマークをつける方が、その日の気分で色を選べるように、色違いバージョンを作ったのでしょうか?
…いいえ、そうではありません。
実はこのマークは、 小学生たちがある思いを込めて提案したものなのです。
実際にその記事をご覧ください!
なんと驚き!
「逆ヘルプマーク」と名付けられたその緑のマークを身につけることで、 「協力が必要な時は声をかけて」という意思表示ができるというものなのです!
このアイデアは、2017年に、千葉さゆりさん、米田海乃梨さん、小川啓介くんの3人の静岡の小学生が授業中に発表したものだそうです。
海乃梨さんのお兄さんは先天性の難病・ムコ多糖症を患っており、見かけではわかりづらい病を抱える方々の気持ちは誰よりも深く理解していました。それが、この逆ヘルプマークを考えるきっかけになったと言います。
この提案を受けた静岡県は、「導入を前向きに検討する」と約束したのでした。
これいいね。
— 話聞き屋 桜井(@sakurai7715) September 29, 2019
緑色の逆ヘルプマークを付けている人は「困っている人がいたら助けますよ。」の意味で、
赤色のヘルプマークを付けている人は「困っていたら誰か助けて下さい。」の意味。
こういうのがもっと日本中に広がって欲しい。 pic.twitter.com/P1GCbjkQlf
このアイデアは、静岡だけにとどまらず、Twitterなどを介して日本中に知れ渡ることに。
素晴らしいアイデアだ!広まってほしいという賞賛の声が上がる一方で、「そのマークがないと助け合えないのは悲しい」という声もちらほら挙がっています。
Twitterの人々の声
この緑マークさ
— 猫玉☆大福❂大都会Ridill村(@NekoPula) September 30, 2019
スマホカバーのデザインにしちゃっても良くない?^^
定期入れとかパスケースにも。
でも⋯それがないと助けてあげられない(助けるアピールしかしない)のもどぅかと
— ☆ちや☆5is my treasure number(@chiyatomomo) September 30, 2019
そんなのがなくても助けてあげられる世の中になればいいのかな⋯
赤のヘルプマークは 広がって欲しいけど 緑のいる?
— まあちょ 虎丸 (@toraottyi) September 30, 2019
そんなの付けなくても 困ってる人が いたら お手伝いしたいですって 気持ちないの?
広まって欲しいです!
— いち☆replicant (@ichi_singo) September 29, 2019
赤いほうを普段付けてますが(不必要な場合外します)、なかなかマークを付けている人に気がついてもらえないものなので、緑のほうを付けている方がいたらいろいろお願いしやすいです!
残念ながら、2021年の現段階では、この逆ヘルプマークは実用化されるまでには至っていません。
実用化されたら素晴らしいでしょうが、しかしマークがなくても、お互い助け合える、そんな世の中が実現されることも願ってやみません。
引用元:https://www.chietoku.jp/gyaku-herupu-ma-ku/?fbclid=IwAR3--ELLRAdf0B_PWq7IXA90HMksWgm4KcyKyw7v03lANt8NUi1uKw2PEkM,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]