日本には古くから、思いやりの気持ちが溢れていました。近所の人が困っていたら、戸惑うことなく手を貸したものです。 しかし悲しいかな、物騒な事件も多い現代の世の中では、そんな優しさが失われていると言われています。

「変なことに巻き込まれたら嫌だなぁ」…そんな気持ちで、他人と関わることを恐れ、困っている人を見ても素通りする人も多いもの。

しかし…今回紹介するのは、そんな時代で、誰かの思わぬ優しさに遭遇した、ある女子高校生のエピソードです。Twitterユーザーのnanaさん（@i_love_o0）は学校からの帰り道、 ぬいぐるみパスケースに入った定期券を落としてしまったことに気づきます。

急いで翌朝、最寄駅の駅員さんに尋ねてみると…ありました、ありました。無事に、定期券は落とし物として届けられていたのです。

しかし…駅員さんは、定期券だけでなく、ある驚きのものをnanaさんに手渡してきたのです。

実際に手渡されたものをご覧ください！

なんということでしょう！

それは、定期券を拾ってくれた人からの、心のこもった手書きの手紙だったのです！

手紙には、定期を拾った経緯、そして定期を落としてしまったnanaさんに対する、気遣いの優しい言葉が書かれていました。

挙げ句の果てに、定期を拾ってくれた人は、濡れてしまっていたぬいぐるみパスケースと定期券を、 汚れを落として乾かしてくれていたのです！

「どうか大事なぬいぐるみと定期券が一刻も早くあなたのお手元に帰ってきますように」

そんな優しいメッセージと、可愛いイラストまで添えて手紙を書いてくれたその人は、自分の名前を名乗ることすらしませんでした。純粋な好意で助けてくれたのです。

【拡散希望】昨日帰り道でぬいぐるみパスケースに入っている定期を落とした事に今日の朝気付いたのですが、凄く優しい方に拾っていただきました…何かお礼がしたいのに入っていた手紙には名前も何も書いてありません。どうかこのツイートが、私のパスケースを拾ってくれた方に届きますように。 pic.twitter.com/gdv6JMhJNA

—  (@i_love_o0) October 26, 2021

手紙を受け取ったnanaさん、感動で心が打ち震えてしまったのではないでしょうか。

nanaさんは「どうにかお礼がしたい」と、すぐにTwitterにことの経緯と手紙を投稿し、情報提供を呼びかけました。

この手紙を読んだTwitterの人々はnanaさんと同じように感激し、大きな反響が寄せられています。

ネットでの反応

■優しい方ですね。字も綺麗で人柄が現れてますね

可愛いぬいぐるみ…って何度も書いてくれて、ほっこりしました。

拾ってくれた方にツイート見てもらえると良いですね。

■我が子なら、困って泣いているだろうと思う母心ですね。

達筆で素敵な奥様なのだろうと感じました。

良識のある方に拾われて、良かったですね。お礼がしたいと思われた

■お手紙から優しさが伝わってきて、私にも大学生娘と高校生息子がいるので、思わずコメントさせていただきました

■読みながら、ああ、日本に生まれて良かったと思いました！

また、お手紙の文字が達筆というか美しいのですごいって声が出てしまいました！んで、戻って来て本当に良かったです！

いかがでしたか？

日本にまだ、こんな優しさが残っていたことに感動を禁じ得ません。いつかnanaさんが拾ってくれた人とめぐり合って、直接お礼が言える日が来ることを願ってやみません。